薬草販売促進協同組合・承諾書附則（細則２）

薬草販売促進協同組合・承諾書附則（細則２）
実は『The RootSeller 外伝２：我が思い、翼となりて』の設定資料集、です(笑)

今すぐ戻りたい方はこちらへどうぞ。

＊「外伝１：二人の未熟者」＊
＊「外伝３：ボクの薬協支部設立奮闘記」＊
＊「外伝４：そんな彼らに花束を」＊
＊「外伝５：あの山で ‐はるかなる思い‐」＊

＊正伝1　正伝2＊

＊＊＊外伝２：我が思い、翼となりて＊＊＊

「職業選択の理由」
ってぇのが最も大きな命題？でしたが。…どーなんだろ。
「原点に戻る」だの「止めたら終わり」だのってのは、こうやって下手くそな文章書いてる自分にあてたよーなもんで。途中、この作品どころか信天庵自体の更新すら滞ってたのも同様な理由で。…こんなん続けててもいいのか。書いててもおもろない。もうヤメちまおうか…。
でももったいねえもんな。今までやってきたのが。ってのが、まあ、大げさに言えば一つの境地。
そんなわけでだらだらと続けていくことを決意。…なんか変な表現ですが…まあ、お一つ。

でもまあ、ちょっとだけ、言い訳させてください。
長編「灰色のフラン」書き上げたあたりから、どっか、変わってきてたのは事実です。以前は「漠然と大量に書く」から「質を重視して少量書く」へ…って流れに変化してくのは当然だ、みたいに思ってたんですけど。実際にねえ…色々と書いて、つくって、考え始めてしまうと。
ありていに言えば怖くなってきたんですよ。書き散らす行為ってのが。
…たいして書いてもいねえのにこんなこと言うのは生意気の極みですが。でも思っちまったもんはしゃーない。
全部消し去ってしまいたいくらいに過去の作品群がミジメで情けなくて。だから2004年に入った頃に2003年以前の、いわゆる過去の作品を「past」に隔離しました。連載など現行の作品以外は登録系サイトからも抹消。…本当は信天庵からも削除するつもりだったんですけど…「作品への直リンク可」としてるし、いくつかの作品はいくつかのサイト様では紹介して頂いてるし。…だから残してしまいました。
ええ、もう開き直って過去の恥ずかしい作品達も公開ーっ…と割り切れればいいんですけどね。実際はそうもいかない。

「作品を残す」ってことはなんて恐ろしいことなんだろう…。

しかし作中のドリスはそんなことまでは考えてません（当たり前だ）。
ただ、少し…疑問を抱いてしまってたようで。そこでそれに気づいた？のがサウザムランドのあの男。TheRootSeller013に同じようなのが出てきますが、あれは一種のパラレルワールドのようなもの、と思っておいてください。TheRootSeller015に出てくるエマも同じようなもんです。
だからこの作品、別名 TheRootSeller014（ウラ） って密かに呼んでたりして（わぁ。

＊登場人物＊

ドルトン・アル・カンジュール(Dolton Al Kanjure)
ええと、実は使い回しです、この方。一番近いイメージは刑事コロンボ（つまりは片義眼の名優：ピーター・フォーク）。
名前の由来は「嵐勘十郎」…って今時誰が知ってんだ。私だってどっかでちらっと知ってた程度だったはずなのに。…なんでこういう由来なのか…今となっては…ううむ。酒呑んでる時に紹介番組とか見て刺激されたのかも。そういうことが多いのは事実。
「ドルトン」ってのはガキの頃考えてたマンガの登場人物（昔は…みんな結構そういうコト考えてたような）だった「ドールート」って宇宙人から。たしか真面目一点張りの人物だったはずだったんだけどなあ…何がどうなってこうなったのやら。こっちもそこまでは覚えてません。
実はラフドーン（幻想「終わらない影踏み：非公開」）と同じ一番最初に書いた作品（無論未公開）に出てたヒト。この二人とさらにもう二人の登場人物がいました。一人の方は…すでにどっかに半分だけ？出てます。残った一人は人格やら性格やらを細かく裁断されてあちこちにバラ撒かれてますんで…つまりは全員すでに信天庵内には出てるってことになりますか。意識してませんけど。…書いてから何年経ってんだ、ってな世界ではあるんですが。
あの頃の彼と、やってることは今と変わってません。変わらずに「探して」ます。結局見つかってないんですけどね。
怪しげなオッサンなのもそのまま。ヘビースモーカーなのはコロンボの影響と、当時私も煙草吸ってたから。今は止めてますけど。
こういうキャラは今でも好きです。ラフドーンはどっか微妙に変化してきてるんですけど…ドルトンはすんげぇ久々に書いてみても、結構思う通りに動いてくれたんでホッとしてたりして。
でもどっか、例えば別の名前で出しちまうには固定固定してるような。流用が効かないヒトではあります。

和尚
もちろん本名はあるはず、なんですけど。
ない方がいいかも。謎っぽくて。ちなみに外伝１「二人の未熟者」にもひそかに出てます。

ハウファ・アンダスン(Haufa Anderson)→TheRootSeller011
ついにドリスと再会しちまいました。わはははは。
相変わらず可愛いヒトだとは思うのですが。ただなあ…現実で会うとしたら…イヤかも。

ジャン( Jean)
綴りを見ると女の子っぽいですけど、実は「John」のフランス語形で、れっきとした男性名です。
ちなみにイタリア語形は「Giovanni」、ロシア語は「Ivan」で…なんだか名作のオンパレード。それだけ「ジョン」てのがメジャーな名前ってことですが。
…まあ、こっちのこの子は…。
最初は殺すつもりでした。本気で。こういうクソガキが嫌いとかそーいうことだけではなくて。
沢木耕太郎「深夜特急（信天庵のバイブルみたいな本）」にこういう美少年が美しく死ぬ？場面が。それをやってみたくて。
それを受けての「単道経エンド」ってのがありました。これはジャンがいきなり単道経の一節を暗唱（汝が思い、翼となりて…とか）して、その後に血を吐いてこと切れる…というもの。単道経とジャンを結びつける最良？の手段だったわけなんですが。
考えてみたらこいつが単道経知ってるわけねーし。どっか不自然。
さらに途中からちょっと別の要素が。…こいつをきれいに殺して…それでドリスの迷いがふっ切れるのか、と。
念のため。
私はヒトは死ぬことのみが美しい…と考えてるわけではありません。しかしそういう手段があれば未成年だろうがどんな社会的弱者だろうが殺します。…ってこう書くとさらに誤解されそうな。手法上での「死」に対して遠慮も躊躇もしませんが、理由もなく命を奪うことには賛同できない。死んで花実が咲くものか、ってのはけだし名言だと思ってます。…生きな、あかん。
で、作品の中で「殺す」ことはありますけど、それを何かに「生かしたい」と思ってます。
…という理由も、まあ、あるのですけど（オイ。
……。
どっちかってぇーと…殺しても意味ねーから生かしとこーか（ってなんかさらに誤解されそうだな…
ってなわけでジャン君は生き残れた（オイオイオイっ！！
わけですが…
今後は清くタダシクいきていただきたい、と。ワタクシとしては切にねがうわけでございます。
…まあ、無理でしょうけど。

＊あれやこれや＊

2：リンヌプ村
これの由来は何だったけな…。アイヌ語で「高い山」が「リヌプリ（ri-nupuri）」になるんで、これを並び替えただけなような。
そもそもこの辺りのお話は「ドリスの過去を書こう」と思ってちょろちょろ書いてたやつを持ってきただけなんです。
長編「それ、探しますか？：非公開」続編の「流れ流れて：非公開」の辺りで平行してドリスの過去を考えていた記憶があります。同時に一部だけこれを書いて、ほったらかしてたような。結構こういうケースはあります。…つまりは今でも書きかけて放ってるのはいくつもあったりして。
それはともかくとして…いつドルトンが入り込んできたんだか。前半（1.～2.）をUPしてる頃は、書いておいたのに軽く手を加える程度だったんで、ちょっと…覚えてません。和尚は意図的に出す予定でしたが。ドリスの育ての親＝怪しい坊主ってのは、↑の通り前々からあった構想。どっか怪しくしないとあーいう娘にはならんような。

3：ポルドバ
これはそのまんま「port」を日本語読みにして適当な音にしたものです。
長編「灰色のフラン」を脱稿した直後…だったのかな。結構重複してる部分があります。…でもそれとは違う方向に持って行こうとしてるような。あっちが結構にぎわっている港なのにこちらは…なんかどんより、じっとりしてます。
実はこれも別の方向で考えていたのをくっつけました。
「海じゃがいも」、これはそのまんまドリスがじゃがいも食う（もちろん普通の村で）というお話でした。ちなみにじゃがいもってのは毒があります。そうなると当然「致死量」もあります。…でも数十キロとかそういう単位で食わないと毒にはならないので…心配することもありませんが。
その「毒」ってのが眠気を誘ったり全身の倦怠感が…とかそういうもの。で、ドリスが寝入ってしまってそこから…という話にするつもりだったんですが。…実は「邯鄲の夢」をやりたかったんですよ。ある男が豆を煮ている間に寝入ってしまって…というお話。中国の故事もとづくお話なんですが、これでドリスを…とか思ってました。例えば逆に過去に飛ばしてみるとか、色々と。
でもなんとなく…却下。で、「海じゃがいも」に変化してしまいました。
しかもその海じゃがいもがなー…もうちっとなんとかしたかった、ような。どっか煮え切らない扱いではありました。

＊お世話になった色々様＊

書籍	深夜特急：沢木耕太郎　新潮社アイヌ語絵入り辞典：蝸牛社 BLACK LAGOON：広江礼威　小学館
サイト	さらに怪しい人名辞典
音楽	銀の龍の背に乗って：中島みゆき

＊最後に＊

これを最後にちょっと書き方変えようかなあ…。
最低限でもラストまできっちり決まってからUPするとか。
いくらなんでもサボりすぎだったもんなあ……。

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